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東京国立博物館「鳥獣戯画」を観る

東京国立博物館 - 展示 日本考古・特別展(平成館) 特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」

上野の東京国立博物館で「鳥獣戯画」を観てきた。

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開館は九時半。開館前に着きたかったのが、道路状況により到着が10時ごろになってしまった。
入口にはすでに入場待ちの列が伸びており、しばらく待つことになる。
(9時ごろに入場券を買った家人は、その時点ですでに「30分待ち」と言われたそうだ)

さて、「鳥獣戯画」と一言で言うが、その中は甲乙丙丁の四巻に分れるらしい。
甲が一番有名で、おそらく誰もが一度は眼にしたことがあるはずだ。人間のようなコミカルな動物の姿が見られる。
他の巻では、乙は普通の動物像、丙は甲に似たコミカルな動物像および人物像、丁は人物が多く描かれる(ちょっとタッチが違った)。
といってもそのアイデアはコミカル動物像に似て、それらと地続きだということを感じさせます。

ということを、会場に行って知りました。
浅学でございました……。

また、それぞれを前期と後期で異なる部分を展示。長すぎるのでしょうかね。
会期はもう後半に入っておりますので、もう半分を観ることはかないません。残念。

その鳥獣戯画の他にも、鳥獣戯画を有する「高山寺」(こうさんじ、なんですね!(濁らない))および、
高山寺の有名人「明恵上人」(みょうえ・しょうにん、です!)についての展示もありました。

こちらはやはり「鳥獣戯画」側よりは空いていて見やすかったです。
それでも貴重なものが展示されていて、見ごたえがあります!

そして、「鳥獣戯画」!
丁→丙→乙の順番に、核心(甲)に近づくかのように展示がされています。
見慣れた動物や人の絵が続きます。
こちらはやはりたくさんの人がいて、列に並びながらじりじり進むという感じでした。
動かないでいると係りの人に「進みながらご覧ください」と言われてしまいます。
しょうがないとはいえ、ちょっと残念。

さて、鳥獣戯画のメイン。
今回の目玉といっても過言ではない、甲巻(こうかん・甲の巻、ということです)ですが、
それまでの展示とは別に、またながーい列に並ばないといけません。
わたし達が行った時点ですでに100分待ち。最終的には160分待ちという気が遠くなる時間に……。
高齢の家族もいたため、さくっとあきらめてミュージアムショップへ。
残念ですが。一番人気な巻、目にする機会も多いということもあり、そこまでくやしくもなかったです。
(どんな感じで展示されてたんでしょうか、観た人いらっしゃったら羨ましいです!)

ミュージアムショップで、鳥獣戯画のトランプを買いました。
これは、見逃した甲巻の絵が遊ぶ側(記号や数字がついている面)に印刷されていて、
しかもつなげるとながーい絵になるのです。
帰ってこれを並べて、観られなかった展示に思いをはせました。。。
素晴らしい!!!

そうそう、音声ガイドは佐々木蔵之介さん(あともう一人女性(失念失礼))。
京都出身なんですね。声が優しすぎてびびりました。

平日の午前でかなり混んでいたので、土日は想像を絶するなと思って、想像を絶しました。
でも滅多に観られるものではないので、見逃したくない人は行った方がいいと思います。
6月7日までだそうです。急げ!

さて、上記はけっこう一般的なことを書いてしまったので、自分用に簡単なメモを以下に。

高山寺、小さなお寺かと思っていましたが、まあまあ大きいのかもしれない(浅学……)。
 京都駅からバスで一時間ほどらしい。栂尾(つがのお)。他ふたつの「尾」と合わせて「三尾」という(確か)。
 鳥獣戯画以外の所蔵もあって、独自の文化があるっぽい!

明恵上人は目が優しくていい人っぽかった。
 リスが明恵上人を見つめている絵があって、「リスが見守るのは賢人」とのこと。
 他にも涅槃会(ねはん・え)の絵に動物がたくさんいて、それも観ていて楽しかった。
 明恵上人、動物好きなのかなー、と。

・その割に、無謀にも天竺に行こうとして、やめなさいと止められていて笑った。
(けっきょく行ったみたいだけど、それまでに攻防があったっぽい)

・十代のころから「夢記」をつけていた。
 って「夢日記」なのだろうか。自分も日記をつけるのが好きなので、さらに親近感がわいた。
 夢の中で、仏教的なお告げをきいたりしていたらしい。

明恵上人(1173~1232)
 お茶の種を播いて、お茶産業を根付かせた(らしい)。
 高山寺にはお茶室があるとのこと。(日本の)お茶の初期にはまあまあ影響しているっ「ぽい。

とりあえず、こんなところでしょうか。
メモでした。
間違い等ありましたら、お教えいただけると幸いです。

あ、鳥獣戯画ジム!

www.nhk.or.jp

(びじゅチューンのサイトで観られるよ)
(ミュージアムショップでびじゅチューンのDVDも売ってました)
東京国立博物館のいつものショップでは「八橋蒔絵硯箱」の缶に入ったクッキーも!(買いました))